こんにちわ。
観光地(デスティネーション)の良さを潜在観光者に伝え、魅了し、
集客する。
これは、多くの観光地域にとっての目標だと思います。
そのキーワードとなるのが、
「シェアラブル=共有できる」「バーチャルリアリティ=仮想現実」では
ないでしょうか?
まず、シェアラブル。
シェアラブルな観光体験を各観光スポットで提供することです。
例えば、バンジージャンプ。今となってはありふれた体験なのですが、ソーシャルで共有できるような
ビデオ撮影器具やカメラを現地で提供し装着してもらって、実況をしてもらう。
バンジージャンプの準備から体験後までのリアルな恐怖や臨場感これほどまでって詰まったシェアラブルな
コンテンツを自身のソーシャルアカウントや、はたまた各観光地が運営すつソーシャルアカウント上で投稿
してもらう。日本で一番、あるいは世界で一番怖いバンジージャンプ。最もスリリングな観光地としての
ブランディングにはぴったりですね。
このような、これまでにない、そして伝わりやすい観光体験コンテンツをどんどん集約することで、
潜在観光者と観光地の接点を広げ、魅了するプロセスが強くなると考えます。
http://www.oculusvr.com/dk2/(こんなのは使えそうです)
また、今現地のホテルや宿に宿泊する以外にも、現地の空いた家や
ホームステイのような形で、観光客を泊めてあげるといった、シェアラブルな宿泊施設が増えています。
現地のリアルな文化や生活を体験してもらうには、現地の人と住むことが一番じゃないでしょうか?
だってアフリカにいって近くにあるハイテクで豪華な施設を使うよりテントをはったほうが体験としては
面白い。日本のあるベンチャーでも、これと類似するタイプのサービスがあります。
それは、確か外国人の観光客が日本で食べたいものを登録して、実際にそれを提供してくれるホスト
ハウスをつなぐアプリなのですが、これも観光マーケティングの中に取り込んでも面白そうです。
次に「バーチャルリアリティ=仮想現実」ですが。
今、世界の観光者の旅行プラン(目的選定・宿泊地選定・観光地選定など)をたてる際に、
ほとんどの人が、デジタルトリップ(インターネット上で情報を収集する)をします。
ある特定の観光体験ニーズ、例えばリゾート体験をしたいユーザーに広告やら
SEOやら、ソーシャル使ったりでなんとかサイトに来てもらう。
そこでなんとか自社のホテルを使ってほしい、観光地に来てほしいと願うわけですが、
その意思決定を高めるツール(コンテンツ)を用意する上で、
重要なのです。
仮想現実空間(ホテルの内部や部屋、その他様々な空間)を提供することで、
よりホテルの良さ、なかなか言葉や写真、ビデオ、いくらリッチなメディアと
いっても仮想現実コンテンツが与える体験から得られるものは到底及ばないでしょう。
このように、テクノロジーの進化は観光マーケティングの領域でも頭を使い、工夫を
こらせば他が行っていないようなプロモーションやキャンペーンをしかけることは
十分に可能なのです。
旧態依然としたマーケティングに疑問を抱くときこそ、変わるときです。
ここで、お約束のダーウィンのお言葉で締めくくりも古いので、
今日はこの辺りで失礼いたします。