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NRAショーより「飲食店トレンド2014」を紹介

先日アップルストアで買物をしました。

アップルの製品や提案するデジタルライフ、空間何もかもが好きな
私ですが、アップルストアでの体験で印象に残るのはやはりお会計
のスマートさですかね。

タブレットでスマートにお会計をするストアが飲食店も含めて増えて
きている感じです。

直感というか、目につくというか、飲食店ってこういったテックの進化
にあまりついてこれていない印象が。

日本だからなのでしょうか?もちろん飲食業界のこういった取り組みは
海外のほうが進んでいるのは事実です。

日本も負けるな!ということで、先日(2014年4月)のNRAショー
より飲食店業界の最新トレンド(テックからメニュートレンドまで)
を選りすぐって紹介します。
(参照:http://www.restaurant.org/News-Research/News/10-up-and-coming-topics-youll-learn-about-at-NRA

①店舗顧客体験向上テクノロジーへの投資
これは、タブレット、そのプラットフォームで動くAPPを活用し、予約からお支払いまで
の幅広い分野でこれまで以上の効率性を実現し、顧客の店舗体験をいいものへしようとす
る動きです。

②ファームトゥテーブル
より多くのレストランシェフは、農家とのつながりを強め、ダイレクトに食材を調達する
傾向が強い。また、屋根の上、またはレストランが直接農園を持ち店舗に適した食材を
自ら栽培する動きも多くなってきています。

③サステナブルフード
これは簡単に言うと「いいもの」です。しかし、「いい食=サステナブルフード」とされる
ためには、製造(栽培)、加工、購買、消費におけるフードライフサイクルにおいて、以下
1・2・3を満たす試みがされているものを指します。
1:ソーシャルベネフィット(安全、栄養がある、また人々のいい食を通じた食育や文化多様性
に貢献するなどのこと)
2:地元経済(コミュニティ)への貢献(新たな雇用の創出、地元民の暮らしのサポートに貢献する
こと指し、その食品の生産国や輸入国において実現されるべきとされています)
3:関連動植物の健康や多様性を維持し改善(これには天然資源、お水や土そして積極的な地球温暖化
などの気候変動への対応も含まれます)

④健康に敏感な消費者:メニューニーズの高まりと対応
日本でもそうですが、健康に気をつける食を心がける消費者は増える中で、
いかに消費者の負担(低コスト)でメニュー(全粒穀物、フルーツ、そして
野菜を中心としたメニュー)を開発できるかが大きな課題、トレンドになっている
ようです。

⑤ファーストカジュアル
おれのフレンチを代表するように、クオリティの高いフードメニューをリーズナブル
な価格で提供するトレンドは強い模様です。
このようなセグメントの飲食店が今後増えてくると見込まれる中で、このスタイルの
中でいかに顧客を満足させることができるかの知恵絞り合戦や新たなサービスモデル
の開発合戦が本格化しそうです。

⑥アレルギー対応メニュー
日本でも増えてきてますね。アレルギー対応をした食材の開発。そしてこれまで
アレルギーによって食べることができなかったメニューが食べられるようになった
とか。今後、アレルギーを克服する画期的でクリエイティブなメニュー開発も、重要
な顧客満足、店舗のブランド価値の向上につながる要素となるでしょう。

⑦フードシェア
これは、SNSを通じたフード写真によるブランディングや認知向上、プロモーション
として活用する動きです。海外ではインスタグラムを活用したプロモとかありますが
まだまだ日本ではあまりといったところでしょうか。

日本の飲食店と消費者の最初の接点ポイントとして最も多いのがグルメポータルメディアでしょう。

しかしもっと、レストランや飲食店サイドからもっと接点を増やすべきだと考えます。

徐々に増えてきてはいるが、果たして、写真のクオリティはどうなのか、SNSの戦略、
そしてブランドマネジメントなどもっと戦略的に行ってほしいと思います。

飲食店様のターゲットに応じた、差別化や新たな業態開発のヒントに少しでもなれば
幸いでございます。

弊社では、飲食店様への食品調達の窓口と共に、差別化やプロモーションの戦略
立案・実行支援をプロデューサーとして行わせていただきます。

お気軽にご相談くださいませ。

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