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外国人観光客:ミレニアルズの5つの最新トレンドと応用

こんにちわ。

先日より、猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
幸いなことに、ムシムシとした日本特有の嫌な暑さではなく、カラッと
した天候なので、かなり過ごしやすく、バーベキューやビアガーデン、ピク
ニックなどアウトドアでの活動で有意義なで健康的な週末を過ごされるかたも
多いのではないかと思います。

さて、今回は、海外旅行者に見られる新しい動向、そう!、今(現在)の暑い
日本のように熱いトレンドを紹介する記事があったので一部重要な部分と日本
のインバウンド戦略への応用を考えてみたいなと思います。

さて、今回のトレンドの主役は、「Millennials:ミレニアルズ」です。ある特定の
年齢グループ層の総称なのですが、ご存知でしょうか?ミレニアルズとは、1975年〜
1989年に生まれた世代を指し、18〜34歳に該当する消費者グループのことで、別名
「ジェネレーションY」とも称されています。

*ジェネレーションマーケティングの概念はアメリカから日本へ輸入されたもので、
各ジェネレーションの定義(世代区間)が若干異なります。ここでは、ターゲットを
訪日の外国人としておりますので、アメリカの定義に即してブログを書いており
ます。

その、ミレニアルズの観光嗜好や消費動向が、少し、少なくとも自身の考え方と実際
とでは、いい方向で変わっていると思ったので以下紹介します。

①ラグジュアリーホテルがお好き。

②元気だけど駅へのアクセスは重要な意思決定要素。

③ロイヤリティプログラムを好む。

④ソーシャルなつながりは維持する。

⑤観光中は新しい出会い、つながりを求める。

⑥ソーシャルレビューを求める。

上記の傾向より、新たな「ミレニアルズ」の属性として、

①②③より、
観光とは「おもてなし」。
現実では味わえない優雅な体験の連続により形成されるんだ!という意識が他の世代
よりも高く、消費も「享受するおもてなし=サービス」の質に対する対価として柔軟
な行動を示す。

④より、
ミレニアルズにとって、SNSを通じた観光経験の
アップデートは当たり前。
驚くべきことではないが、とても重要なトレンドであると思います。重要なのは、「どこにアップデート
してもらうか」を考えること。つまり、自社で形成した外国人専用のSNS、または、既存
のSNSを通じてレビュー付きでアップデートしてもらうほうがいい。何故なら、管理やレビューのマネジメント、コントロールが行いやすく、自社のサービス、観光地を選択する
外国人の属性を統計で拾いやすい。潜在的なターゲットの属性を有る程度グルーピングで
きればより効率的な広告メディアやターゲットの選定が行え、広告活動でのROI(Return On Investment : 投じた広告予算でどれだけの反響(webへのアクセス数、問い合わせ、予約,いいねの増加があったかを定量的に示したもの)の向上へつながる。

⑤より、
観光=普段出会えない、つくれない「つながり」の旅。
観光=忙しいライフスタイルからの開放、どこか疲弊感を感じる現在のSNSを介したソーシャルコネクションからの開放。、、と思っていた、事実私自身ももし旅行に、海外に旅行
するとなれば、その意識は間違いなくある、しかし、ミレニアルズは海外の旅行においても
SNSを介した旅行中の写真のアップデートはもちろん、現地滞在ホテルでの新たなつながり
を求める傾向にある。これは、団体での旅行から個人でも旅行へ大きく観光形態のトレンド
が変化してきていることも要因として考えられる。

⑥より、
観光計画はかなりフレキシブル。
フレキシブルな観光計画=現地観光関連事業者にとっては、自社サービスを消費してもらえるチャンスがリアルタイムで存在する。静的なレビューだけではなく、動的レビュー(リアルタイムレビュー)の提供、コントロールをいかに構築できるかが重要。

と一通りまとめさせていただきました。
そして、このトレンドを断片的に捉えるのではなく、横断的に連携させることがとても
重要なのではと考えます。

例えば、⑤、これを応用する上で、外国人滞在者専用のSNSを立ち上げること、会員、登録者数を増やすために、③、ギフトや優待プログラムを提供することが効果的だと判断できます。また単に、滞在者同士のコミュニケーションの場としての機能を提供するだけではなく、レビュー投稿機能を提供し、レビューを集める。これによって、訪日時まだ滞在ホテルが決まっていない潜在ターゲットの刈り取りの確立を高めることにもつながります。

上記は、あくまで1つの例ではありますが、やはり、ソーシャル、オンライン上でのコミュニケ−ションの場の提供は、とても重要な施策です。また、戦略なくしての立ち上げではなく、何を目的とするか、何のために提供するのか、そのためのHOWをどうするかをじっくりと考えることが成功への第一歩です。

そして、他のトレンドを活かした、いろんあプロモーションの施策も考えれば考えるほど湧いてくるのではと思います。

昨日、ある地方の旅館様が単体で海外での観光PRイベントに参加し、女将さん含め、従業員の方々が着物を来てPRしていたのが記憶に新しいですが、もっと多くのホテル、旅館の方々には、これまでの旧態依然としたプロモーションやコミュニケーション戦略から脱っし
多くの外国人観光者の誘致に積極化していただきたい。

日本には、世界に誇れる独自の観光資産が豊富にあります。もっと呼び込めるはずです。東南アジアだけではなく、地理的なデメリットを打ち消し、欧米、中東からももっと呼び込めるはずなんです。

そして、地域経済の活性化、雇用の促進、日本全体の活性化を実現できるはずです。
外国人観光客(イスラム観光客含む)へのPR,プロモーションでお困りの方々のご相談を
随時受け付けております。ご相談などありましたらお気軽にご連絡ください。

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