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イスラミックブランディングのすすめ!!

ムスリム市場:18億人
は次なる重要市場として世界の注目を集めています。ハラール市場は、2、1兆USドル、世界のムスリム人口増加によって、毎年5000ビリオン$のペースでそのハラール市場は拡大しています。

中国やインドが世界の企業、投資家から注目を集めてきたように、今、ムスリムという新たな、そして未開拓の市場が重要市場として捉えられてきています。

お よそ、日本の多くの方々もこのマーケットへ食い込むためには、「ハラール」、アラビア語で許された、認められたといった認証(称号みたいなもん)を製品、 インフラで取得することが、このマーケットへの参入、成功に必要だということは理解が広がっているのではないでしょうか。

しかし、それは極論を言ってしまえば、ただの称号です。

称号を得たものでも、ターゲットのマーケットで求められないものでは売れない。
初めて遭遇する製品の購入に対する保守的な購買行動が有名なムスリム消費者へは、
称号だけあったてしょうがないですよね。

ここで、必要な考え方が、ムスリム消費者へのアピールにつながる
「イスラミックブランディング」という、このマーケット特有のブランディング戦略です。

シャリーア(ムスリムの社会的、行動的な規範、ガイドブック、指針のようなもの)の中でも重要な教え、ムスリム消費者の価値観として強く刻まれ、受け継がれていくのが

①正直(透明性)
②尊重
③信頼性
④理解

などとされています

イスラミックブランディングとは、シャリーアが定める社会的、行動的規範への理解、尊重を示し、忠実にその教えを守ることを、企業の行動規範、社会的な存在価値として捉えていくことをメッセージとしてコミュニケーションをとることで、

ムスリム消費者の味方であり、友であり、イスラムを尊重し、そしてムスリム社会、コミュニティが有する顕在的:潜在的課題を解決するものであり、社会をもっとよくしていこう気持ちの企業なんだというイメージを浸透させるものです。

これは、いわゆるコーポレートブランディングの領域と重なる部分で、このイメージ戦略をしっかり行うこと、各企業の行動、顧客や潜在顧客とのタッチポイントに反映させることが大切です。

例えば、WEBをアラビア語に最適化する。これも、アラビア語、アラビア語を使うムスリム消費者への尊重の意、理解であり、それがシャリーアの教えの「信頼性」につながります。

上記のことだけでは決してありません。マーケティング活動を行うにあたり、ムスリム消費者のメッカである中東諸国においては、そのカスタマージャーニーも、 インターネット、PC、デスクトップPC、スマフォ、タブレット、ファブレット、SNS、もうありとあらゆるデバイスからSNSやらのメディアへアクセス して情報閲覧、収集して、ネットサーフィンしてと、製品を購買するなど、その他の国同様にカスタマージャーニーも複雑化しています。

なんでもハラールなんて考えてたらまずこのマーケット攻略は無理でしょう。

これは私の考えですが、そういったマインドシフトをしないと、ムスリムという
消費者に目がいかない、理解しようと思わない、

忘れてはならないのは、宗教をターゲットにするのではなく、

ムスリムという消費者を相手にすること
をしっかりと意識し、

彼らのためって気持ちをもつことです。

と、ちょっと熱くなってきたので、ここらでクールダウンのためこの辺りで、本日のブログは終わりにしようかと思います。

それでは、また、

ハラール食品事業についてはこちらより
ハラール食品リストについてはこちらよりご確認いただけます

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