こんにちわ。久しぶりの投稿となりました。
最近の国際経済マクロの話題と言えば、もっぱら中国経済の先行き懸念
が広がることによって発生した株式市場の混乱、FRBによる利上げ声明
はいつなのかといったことですよね。
そこで、単純な発想で恐縮なんですけど、今日本の観光が頼りに頼り
まくっている中国人観光客、これが今後も安定的に伸びていくのかって
ことをふと考ていた。
普通に考えると一つの國やターゲットに依存した状態ってリスク高い
すよね。だったら、もっといろんな国のひとたちに日本の観光をPR
ブランディングやりましょうよってことで、、、、、、、
「じゃあ、一体、今、世界の観光市場で成長株なターゲットって何よ!」って思って
調べてると、ちょいちょい発見したんで紹介します。
成長するLGBT/ミレニアルズ,そしてムスリム観光市場
「LGBTとかミレニアルズって何よ?」「ムスリム??」となりそうなので
まずはそれぞれについて説明します。
LGBT:レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーを指す言葉。 Lesbian(レズビアン) Gay(ゲイ) Bisexual(バイセクシャル) Transgender(トランスジェンダー) これらの頭文字を繋げた造語
ミレニアルズ:正確な定義はありませんが、1980年代から2000年までに生まれデジタル技術とマスメディアによって、絶えず感覚を刺激されながら育った世代のことを指す。
ムスリム:イスラム教を宗派[新興]する人たちの総称
さて、それぞれの理解が終わったところで本題にバックします。
そう、それらのセグメントが世界の観光市場の中でよく消費している!ものすごい
勢いで市場が成長してっるていうんですよ。
動き出す世界のホテル
そう、既にCHINAではないようです。こんな市場の変化を早く察知した海外の
有名なホテルブランドは既に獲得競争に力を入れているよう!モスクワにある、Aerostar ホテルもターゲティングをムスリムトラベラーにシフトするといった戦略を取られていますからね。
最もお手本になると思うのは、中東で初めてアルコールフリーなホテルチェーンビジネスに成功したHospitality Management Holdings (HMH) Hotel Groupだろう。ホテル無いの施設、web、その他いかなるムスリムとのタッチポイントとなるメディアの運用など学ぶべき事は多いと思います。
ユニークポジショニング戦略を取るホテル
Halal[ハラル/ハラール] WeddingやMajlis[アラビアでは儀式、集会、評議会を行うような神聖な場を意味する]を集客・付加価値創造の柱にしようと独自のポジショニング戦略をとるイギリスの[W Marriott Grosvenor House] 。もちろん中東料理メニューの充実、働くスタッフのトレーニング/研修などもかなり徹底されている。
次に紹介するのは、[Arabian Fairytale]というラマダン旅行者をターゲットにしたパッケージで集客を強化するスイスの[Tschuggen Grand Hotel] このホテルでしゃ、伝統的なハラル料理、男女別のお祈りルームの整備、ラマンタイムに敬意を払う各種ルームサービス、荒ビックスピーカーのためのアラビア語が堪能なスタッフの雇用・トレーニングなど、やはりムスリムにとって特別な期間[ラマダン]を狙うだけあって徹底しとる。
ここまでホテルの取り組み事例をいくつかピックしたが、「アラビア、ムスリムばっかじゃねーか!LGBT/ミレニアルズどこいったーーー!と思われたでしょう。
何故、世界各国のホテルがムスリム獲得競争というリングにインしたのか、、、、、、
それは
ムスリム:King Of International Travel Market
得に、国際観光市場において、もーものすごい消費源となってるのが、ムスリムの方々なんですよねー!もともと人口とかのデモグラフィック的なメリットで「日本もムスリム集客やるぞー、やるぞーおー」ってなってると思うんですけど、実は彼らの消費力もものすごいってことは覚えておいてほしい。
ちなみに、ムスリムの国際観光マーケットの規模は、137 Billion USD!!!!
[Thomson ReutersとDinarStandardが発行したグローバルイスラミック経済レポートより]
137 Billionでもすごいんだけど、この数字、実は
Pilgrimages[別名ハッジ(アラビア語:حجّ ḥajj, トルコ語 hac)]での消費を一切がっさい排除したもの!あ、ムスリムの人たちってイスラーム暦乃12月に巡礼のためサウジアラビアにあるマッカに行くんです、そして、このマッカへの巡礼旅だけでも、16 Billion USDらしいですよ]
ムスリムの人たちって、中東のイメージ強いけど、実はアジア、アメリカ、ヨーロッパなど
世界のいたるところで生活していますから規模も大きくなるんですね。あと、自身が属する
イスラム教、その教えや戒律に対する誇りが強いから、「めんどくさいから今年はやめとくは!」ってなる人も少ないんだと思います。
「ハッジについてもっと詳しく知りたい!」と心で叫んだ方はこちらより。
話が別のロードに脱線しまいましたが、つまり、完全なる個人としての国際観光消費だけで137 Billion US$ってことす!
まだまだ成長ムスリム国際観光消費!!!!
先日、自分が大好きな新垣結衣[通称:ガッキー、がっきー?どっち?]さんの身長が
今も尚成長し、169cmになっているという事実を公表されて驚いたのと同じくらい
驚きなのが、
まだまだムスリムの国際観光消費伸びてまーす!!!
ちなみに、恐らく最新のデータでると思いますが、
ムスリムの国際観光マーケットの規模は140 Billion US$!!!!!になっているという。[MasterCard and Crescent Ratingの2015年調査による]
今後の試算によると、インドネシアやマレーシア、トルコ、湾岸諸国を成長ドライバーとして2030年までには世界のムスリム人口は18億人に成長すると言われていますから更なる成長が期待できますね。
世界で開かれるHalal Tourism Conference
そんな市場の成長をわがものにせんと動くホテル事業者が増えていると話た通り、
ムスリムを集客して満足いただける体験をどう創り出して行くのか、
そのために國として民間として何をしたらいーんだろうって世界中でカンファレンス
が開催されています。
世界で初めてのHalal[ハラル/ハラール]観光に特化したカンファレンスを開催した
スペイン/アンダルシア。財政難で雇用難な國ですから必死なんでしょうね。
もちろん日本においても、観光特化ではないけどHalal[ハラル/ハラール]Expoが開催
されるなど動きが活発になっています。
日本もだ遅くないぞ!がんばりましょう!
とにかく、今後のムスリム人口成長を考えれば市場はどんどん大きなるのは必至です!
日本は、ムスリムへのPR、観光でシティネーションとしてのブランディングが他国と比べておくれているのは間違いありません。
遅すぎることは絶対ないはずです
あの有名なマリオットホテルが、最も熾烈な競争環境とも言えるムスリムの整地[メッカ]
に第一号店をつい先日立ち上げたように。
これからです!
日本をPRできるメディアの発展、2020年のオリンピック、ムスリムフレンドリートラベル予約サービスの充実など、市場を取り巻く外部環境を好材料ばかりなんです!やるしかない。大きな機会がそこにある限り。
得に、2020年はムスリムフレンドリーな観光デスティネーションとして日本をPRする絶好の機会す!間違いなく!
國も地域行政も、民間も、是非2020年の大PRチャンスのための効果的な施策を立案してほしいなと思う。
弊社は、ハラル食メニューの充実を図るためのハラル原材料調達で大いに貢献できます!
ご用の際は、是非こちらまで連絡をください!
参考元
http://www.smartmeetings.com/news/74930/muslim-travel-market-tops-worldwide-spending
以上、久しぶりのイスラミックマーケター竹村でした。
失礼いたします。