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ムスリム国:アウトバウンド観光消費力TOP6

日本国内においても、徐々にイスラム市場の重要性が認知され、膨大なムスリムから生まれる観光需要を取り込もうと多くの日本企業がハラール対応に動き始めています。

中でもよく、世界ムスリム人口の約60%を占めるアジアからインバウンドムスリムによる観光需要、特にインドネシアやマレーシアといった国々がピックアップされています。

そこで、アジアだけでなく、世界のムスリム国における観光消費額TOP5を見るとアジアからはインドネシアが唯一ランクインするという結果でした。

観光消費額一位は、イラン(180億ドル)、二位:サウジアラビア(170億ドル)
以下順に、UAE(100億ドル)、クエート(70億ドル)そしてインドネシア(70億ドル)となっています。

やはり、アジアからのムスリム観光者が増えるといっても、該当国の経済レベルから考えると一人当たりの旅行消費額は決して高くないことがうかがえます。

ハラール認証を取得=需要創造みたいな風潮ってありますが、決してそんなに簡単な市場じゃないことくらい見えてきます。

ハラール認証=訴求価値じゃなく、他の訴求ポイントもしっかりと捉えた商品やサービスを開発し、提供していかなければ決して新たな収益源になどなりはしません。

重要なのは、ハラール認証=商品・サービスニーズとして捉えるのではなく、以前どこかで見てピンときた表現で、ハラール=インフラ、そうハラールをインフラニーズとして捉え、この市場に挑戦していただきたいと思います。

参照元
http://halalfocus.net/opinion-muslim-countries-missing-tourism-opportunities/

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