国内イスラム市場の成長のためには、何必要なのか？成長のドライバーとなるものは何か？について検討したいと思います。
まず、国内イスラム市場の定義を、
国内在住型イスラム教徒及びインバウンド訪日イスラム人によって生まれる
市場を合算しえて国内イスラム市場と捉えます。
これは、イスラムの市場を新たな金の成る木として捉えるのか、それとも、これまで排他的な食品サービスインフラの中で、不便を強いられてきた彼らへ新たな食品サービスのアクセスを提供するというCSR（企業の社会的責任）のような倫理も持ち合わせて金の成る木として捉えるか？
これは、大きな違いだと考えます。
前者の場合、ハラール認証＝購買ドライバーという短絡的な考えを基に、短期で利益を創出するというもの、
後者は、ハラール認証＝インフラ、このイスラム市場へ進出するためのインフラを整え、そのインフラの中で、何が求められ、何を提供すべきかを考え、長期的な視野で収益を成長させるという考えなのかなと
何か、最近の当該市場に関する反応は、ハラール認証のみに意識が集中しているような、
ハラール認証＝市場攻略にも似た印象を持たざるを得ないのが正直なところで、この市場は、国内企業にとってはまだまだ未知なる市場で、精密な統計データの取得も困難であるという現状はありますが、、、、
ただ、イスラム教徒をある一つの消費者セグメントだと捉え、ニーズをウォンツを収集する努力を惜しまない、マーケティングを惜しまない努力も、ハラール基準への対応と同じく意識していただきたいなと、、、。
生意気な見解でしたが、一つ、皆様と共にイスラム市場を切り開き、成長させ、観光需要、地域活性化、グローバル市場での成長などなど、実現していきたいなと考えます。
