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ムスリムセグメンテーション「多様化する戒律への意識」

面白い記事というか、参考になる記事があったので共有したいと思います。

各国のムスリム女性がムスリムの女性にとって一体どのような服装?画像からだと
どのヒジャブスタイルが適切だと思うのか?という意識調査なのですが、
http://www.pewresearch.org/fact-tank/2014/01/14/qa-with-author-of-u-mich-study-on-preferred-dress-for-women-in-muslim-countries/

情報元:University of Michigan Population Studies Center(http://www.psc.isr.umich.edu/)

この調査が参考になるのは、この調査から調査対象国のムスリムのイスラーム法への遵守意識というか、どれくらいイスラーム法に対する意識が強いのかが読みとれると思います。

かなり、明確な結果にはなってはいますが、やはり、一般的に保守的、つまりイスラーム法への遵守意識が高いとされるサウジアラビアの女性では、63%の女性が、目だけを露出するスタイルが適切であると答えています。同スタイルに対するその他の国々の女性の反応をと比べると一目瞭然ですね。

サウジアラビアなどのムスリムをターゲットとする場合、徹底したハラール対応が必要だと考えることができますし、接客からインフラの整備まで徹底しないと、訪日喚起も、リピーター化も難しいムスリムセグメントだと思われます。

やはり、国によって戒律への意識は個人差があり、一律に捉えられるものではありません。

しかし、どの国のムスリムをターゲットとするのかといったセグメンテーションを基軸とした戦略を検討する上で、その国のムスリムを知ることは非常に重要であると考えられます。

まあ、しかし、どの国のムスリムをターゲットに添える場合でも、イスラム教への理解、イスラム教徒の方々のライフスタイルへの理解をしっかりと進め、インフラやサービスの充実だけではなく、接客にあたる人が、どのような容姿をしたムスリムであってもしっかりと対応することが大切だと思います。

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