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近未来におけるマクロトレンドの農業への影響の考察①

「マッキンゼーが予測する未来 -近未来のビジネスは、4つの力に支配されている」リチャード・ドッブス  (著) より4つの視点で農業に当てはめて考察してみましょう。

 

① 都市化

21世紀は都市を中心に発展する。人口の集中、高密度のネットワーク化により利便性、発展性が地方に比べ飛躍的に推進される。都市を中心に新たな需要が生まれ、有能な人材を引き付け、高度な経済発展につながる。またそれは既存の大都市だけではなく、新興国における地方都市の発達が著しく無名の都市が驚異的な発展を遂げ、ビジネスチャンスを生む。(本からの概略)

 

◎農業への関連性

生産は地方、消費は都市が進む。生産コストの比較的安い地方が生産工場や農地の中心となり、大都市圏への需要供給がますます高まる。政府が進める地産地消には逆行するが、大都市圏への出荷、販売供給体制が取れる農業法人、生産団体が生き残る。

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大都市圏での需要にマッチした生産体制を構築できるかどうかがカギ=マーケティング戦略(国内)

 

海外は新興国の地方成長都市が著しい発展を遂げる。それらの中産階級層の取り込みが、既存の各国首都圏販売戦略以上に重要になる。

 

いかがでしょうか? 地産地消という政府の施策が出ていますが、都市での消費拡大はますます増えるばかり。この流れをどう捉えるか?が、これからの農業マーケティングの鍵ですね。

参考図書

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